ニトムズ

「医療用テープの基礎知識 その③」で説明しましたように、医療用テープでは固まって剝がせなくなる接着剤ではなく、剥がすことができる粘着剤が必要となります。
しかも単に剥がせるだけではなく、肌に直接貼るものですから、肌を傷めにくい「やさしさ」が求められます。
優肌絆は「肌に優しい」テープとして、医療現場で高い評価を頂いています。
それではなぜ優肌絆は「肌に優しい」のでしょうか。

テープを貼る肌の表面に注目しますと、どんな肌でも顕微鏡レベルで見ると、かならず凹凸があります。ここにテープを貼ると、一般的なテープでは皮膚の凸部でのみくっつくことになります(図④-1上)。
一方、優肌絆に使用しているゲル粘着剤は、凹凸になじみやすいという性質を持っています。そのため皮膚の凹凸にも早くなじむことができます(図④-1下)。
図④-1の上下を比較していただきますと、上の一般的なテープでは皮膚の凸部でのみくっついているのに対し、下の優肌絆では、凹部でもくっついていることがお分かりいただけると思います。つまり、凸部だけでくっついている一般的なテープに比べて、優肌絆は広い面積でくっつくことができます。
広い面積でくっつく、ということは、少ない粘着力であっても、面積でかせぐことができます。この「少ない粘着力でも充分くっつくことができる」ということが優肌絆の優しさとなっています。

さて、医療用テープは貼ってすぐに剥がすものではなく、ある程度の期間貼っておくことも多くあります。
貼ってから時間が経ってくると、一般的なテープであっても最初は凸部だけでくっついていた粘着剤が、だんだん凹部にもなじんできます。するとくっついている面積が増え、必要以上の粘着力でくっつくことになります。
この状態になったテープを剝がすと、必要以上の粘着力でくっついているため、肌にダメージを与える恐れがあります。
一方、優肌絆の場合は初めから凹凸になじんでいるため、少ない粘着力のまま変わらず、優しく剥がすことができます。

こちらのページ(日東電工株式会社ホームページ内)にも詳しい記事がございます。

異業種から医療へ。新たな価値を生み出した肌に優しいテープ。
https://www.nitto.com/jp/ja/about_us/brand/promotion/interview/yukiban.html/

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